日々の選択、日々の愚痴 あ~なんで?

過去、現在、未来の3つの時代の私の選択を考察していきます。

リクエスト番組のゲーム性と社会性・公共性

音楽は人類の生み出した文化のうち重要なものの一つである。
また、公共の電波に音楽を乗せることは、
当該番組のリスナーさんに、回顧・教育などの社会的影響力をもたらす営みである。
大げさな言い方をあえてすれば、リクエスト番組にリクエストをするという行為は、
若い次世代に文化遺産を継承していただこうとする営みなのである。
「自分の好きな曲を自分の好きな番組でかけて欲しい。」
という素朴なゲーム感覚でリクエストをすることが間違っているわけではない。
リクエストをしてから放送を聴くのは、いつかかるのか、ドキドキ・ワクワクする経験である。
しかし、どうせ同じゲーム感覚でリクエストするのであれば、例えば、
「このタイミングで他のリスナーさんがリクエストしたこの楽曲がリクエスト採用された。
なぜだろうか。」
と推理して楽しむ等、他者に対して開かれた、社会性を包含するゲーム性をリスナーさんが「内面化」することも重要ではないだろうか。

ちなみに私は、
「自分の好きな曲を聴きたい」
という動機よりも、
「この曲はいい曲だから、皆に聞いて欲しい。伝えたい」
という「教えたい」動機でリクエストすることが多い。