祈願の鈴

私の好きな作家、ライトノベルから出てきた森田季節氏の ともだち同盟 を読んでいまする。高校生の女性2人と、中性的な男性1人の、友だち以上恋人未満の付き合い。私の現状にインスパイアを与えてくれそうな作品です。

プロローグはネタバレしてもいいと思って書きます。祈願の鈴というのがあるの、初めて知った。玉が入ってないので普段チャリンチャリンシャカシャカと音は鳴らないけれども、本当に叶えたい夢があると、祈る本人の魂が抜き取られて、魂が祈願の鈴の玉になる。

不思議な読後感を残す作品世界です。ファンタジーですね。

森田季節氏初期の作品は、桜庭一樹の二次創作物という印象が強かったですが、しっかり独自路線を歩めることを証明した記念碑的代表作ではと思います。