日々の選択、日々の愚痴 あ~なんで?

過去、現在、未来の3つの時代の私の選択を考察していきます。

文化庁国語審議会答申書「敬語の指針」

平成18年までの学校教育を受けている人は、敬語の種類は3種類で、尊敬語、謙譲語、丁寧語と習いました。平成19年から、謙譲語を謙譲語と丁重語に分けて、丁寧語を丁寧語と美化語に分ける分類を、学校教育で習うようになりました。

なぜ謙譲語を細かく分類したのか?例えば、

図書館に参る

図書館に伺う

という例文を考えてみます。参る、の方は、自分の行く行為をへりくだり、聞き手に敬意を表する表現です。これは、丁重語です。ところが、伺う、の方は、確かに自分をへりくだっているけれども、まるで、図書館に敬意を表しているように読めてしまいます。こっちは、謙譲語なのです。

このように、今までの敬語の分類では、参ると伺うはどちらも行くの謙譲語ですが、実は微妙に性質の異なる言葉なのです。