日々の選択、日々の愚痴 あ~なんで?

過去、現在、未来の3つの時代の私の選択を考察していきます。

クラシック音楽史

以前も似たようなエントリーを書きましたが、

堀川俊助「名曲の鑑賞」新学社

を読み、頭が前より整理できたので、まとめます。


西洋クラシック音楽史上最も重要な音楽家を二人挙げよ、と尋ねられたら、私はバッハとベートーベンを挙げたい。


バッハは、多声音楽の大成者です。今日の多くの音楽は、ピアノにたとえると、右手がメロディ、左手が伴奏です。そういう音楽の源流、分水嶺を辿ると、バッハに行き着くのです。


ベートーベンは、古典派を大成させロマン派への扉を開いた作曲家。なぜベートーベンは、ロマン派へと移行せざるを得なかったのでしょうか?


ベートーベンは、音楽は神さまだけに捧げるものではなく、個人の内面、感情、情熱、思想などを表現するのに使っていいのだということを、はっきりと打ち立てた作曲家なのです。その後印象派が出てきて風景や人物など外部からの印象を音符に閉じ込める音楽が生まれ、表現主義が出てきて個人の内面を外に伝える音楽が隆盛を極めるようになりました。